ガラスの粘性測定(高温域:球引き上げ法)
測定原理・特徴
ガラスをニュートン流体として、天秤を用いて負荷加重を測定し、粘度を求めます。
この方法は、溶融ガラス中に白金球を浸し、白金球を等速運動で引き上げる際の負荷荷重(抵抗)と白金球に働く重力や浮力などの関係を、微小の粒子(主に小さな粒子)が流体中を沈降する際の粘度と落下速度の関係を示したStokesの法則に当てはめ粘度を求めます(装置機構上、試料を引き下げる構造を採用しています)。
η = G × W/V
| η | :粘度 (dPa・sec) |
| G | :装置定数 |
| W | :天秤の負荷荷重 (g) |
| V | :試料引き下げ速度 (mm/sec) |
図.ガラスの高温粘性の測定状況
| 精度 | logη = ±0.02 |
|---|---|
| 測定範囲 | logη = 2〜5 |
| 測定温度領域 | 500〜1500℃ |
| 試料形状 | Φ0.5mm以上の顆粒状ガラス ※粉末試料やガラス繊維等にも対応していますので、ご相談下さい |
| 必要試料量 | 80ml相当分のガラス ※ソーダライムガラス(ρ = 2.5g/cm3)で約200g |
| 測定時間 | 1試料/1.5日 |
測定不可能試料(お問い合わせ下さい)
- logηが1500℃で2.5以上の粘度の高い試料
- 失透・分相が生じる試料、気泡・異物等が含まれている試料
- 白金と反応する成分(金属、窒化物、カーボン)を含む試料
- ハロゲンを含む試料
- 揮発性物質を含む試料(測定に影響を及ぼさない程度の揮発の場合は可能です)
- ガラスと同等の性質(粘性流動)を有していない試料
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