ガスクロマトグラフ/質量分析(GC/MS)
測定原理・特徴・装置仕様
ガス状の試料の混合物を、沸点や極性などの特性に基づいてカラム分離して、クロマトグラムを計測します。原理は、通常のガスクロマトグラフと同様ですが、検出器が質量分析計であるため、カラム分離された各成分のマススペクトルが同時に測定でき、またライブラリを活用して未知試料の構造解析が可能です。
※GC/MS : Gas Chromatography / Mass Spectrometry
−特徴−
- 揮発性の有機化合物や気体試料の定性・定量分析が可能です。
- カラムを交換することにより、各種有機化合物や無機ガス(N2,O2,Ar等)に対応できます。
- 試料の導入は、溶液やガスのいずれかで行います。
−主な装置仕様−
| ガスクロマトグラフ | Hewlett-Packard製 HP6890 |
|---|---|
| 四重極型質量分析計 | 日本電子製 JMS-AMII(イオン化法:電子衝撃法) |
分析事例
−反応生成物の解析−
反応直後の溶液のトータルイオンクロマトグラムを見ると、複数の化合物が含まれていることが分かります。各ピークのマススペクトルを解析した結果、目的の生成物の他に,残留した原料や副生成物が含まれていると推測されました。
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1) 原料 |
2) 副生成物 |
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3) 目的の生成物 |
4) 副生成物 |
各ピークのマススペクトルと推定構造式
その他の実施例
- 揮発性有機物の成分分析(通常はNMRやFT-IRなどによる分析結果と合わせて解析)
- 樹脂などからの溶剤抽出物の分析
- 各種試料中の不純物の分析
- 加熱時発生ガス分析(TG測定時の発生ガスを液体窒素でトラップしてGC/MS分析する)
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